転職を意識し始めた人
「今の職場には満足していないが、転職活動は億劫だ・・・
でも、なんとなくこのまま今の職場で働き続けていいのだろうか?」
転職をしなかった理由
まずは、転職する理由ではなく、「これまで転職しなかった理由」を考えましょう。
転職に不安はつきものです。
今の職場で最大限の満足感を得られている状態、言い換えると「給料などの待遇が良く」、「職場の人間関係も良好で」、「業務内容にやりがいがある」などの状態ですね。
こういった状態で、「それでも挑戦こそが自分の人生だから」と転職活動に臨む方は稀です。
しかし、今この記事を読んでいるあなたの頭には、「転職」の2文字が少なからずよぎっているはずです。
つまり、現状の職場に少なからず不満があるということでしょう。
では、転職する理由、しなければいけない理由の前に、「なぜ今の職場で働き続けているのか」について考えましょう。
現在の職場に不満があるにも関わらず、あなたが我慢を続けてきた理由です。
たとえば、以下のような理由が考えられます。
1.自分のキャリア、年齢で転職先があるのか・・
2.転職で給料が下がってしまったらどうすれば・・
3.違う業種に興味があるが、未経験ではむりだろうか・・
4.転職活動自体が億劫だ・・
これらのいずれかに該当する場合は、その「理由」が、本当に「転職の障害になるのか」を考えます。
できるのならば、もちろん「GO」ですし、難しいのであれば、「STAY」です。
1.自分のキャリア、年齢で転職先があるのか・・
今、そもそもの転職市場は大きく拡大している状況にあります。
私がかかえるクライアントでも、その多くは「年齢を問わず、戦力になる人物なら来てほしい」と考えています。
あなたのキャリアは、一言でいえばなんでしょうか。
なにか数字で表せられるものがあるならば、それがあなたのプロフィールになります。
年齢は関係ないとは言いません。
しかし、「プロフィール」に説得力があれば、転職の決定的な障害にはなりません。
2.転職で給料が下がってしまったらどうすれば・・
3.違う業種に興味があるが、未経験ではむりだろうか・・
これは現実的は話をすると「業種によりけり」ということになってしまいますが、例えばあなたが本当にその職業に就きたいならば、少なくともこれから学習することは可能でしょう。
現実的に「実績がなければ採用されづらい」という業種はありますが、人材不足の業界では、「未経験可」、「研修制度あり」という募集形態も珍しくありません。
つまり、ノーチャンスでは決してないということです。
4.転職活動自体が億劫だ・・
たしかに、転職活動はかなりのエネルギーがいるものだと思います。
しかし、今は「転職エージェント」という制度や企業がありますので、自分で全て1から組み立てる必要はありません。
例えば、あなたの希望を聞いてマッチングする企業を紹介してくれたり、面接対策のようなことまでしてくれます。
学生時の就職活動に比べれば、負担はかなり軽いものになっているのです。
総論:転職しない理由と、したい理由を比べてみる
転職を考え始めた方が最初に考えるべきなのは、「なぜ自分は今の職場で働き続けているのか」という事でしょう。
どれほど今の職場に満足しているか、そして、どういった不満があるのか。
「転職」で問題を解決できるならば、我慢しながら働く必要というのは皆無です。
転職活動を始める障害となっているものが何なのか、細分化して分析してみましょう。